【資格名】 作業療法士 | |||||||||||||||||||||||||||
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「作業療法士」の仕事は、身体や精神に障害のある人の社会復帰を手助けすることです。 手芸や工作、家事といった日常的な作業を通じて、障害のある人の心身の機能を改善する方法を、作業療法といいます。 作業療法士になるには、 高校卒業後、作業療法士養成学校で3年以上学び、作業療法士国家試験に合格しなければなりません。作業療法士国家資格が必要になります。 さらに資格修得後も、病院やリハビリセンターなどの現場で経験を積み重ねて、専門的知識や技術の継続的な習得を求められます。 そして何よりも、大切なことは障害のある人に対する理解と思いやりがあることです。同時に、 いろいろな作業や遊び、玩具などを創意工夫して治療に応用する能力も求められます。 また、作業療法士は、人間として生きていく上での(作業)活動を理解・分析し、利用できるよう力を身につけることが不可欠とされていて、入浴や摂食などの日常生活動作から 職場復帰に至るまで、作業療法士は広く関わっています。尚、通信教育で作業療法士になることはできません。 仕事は、理学療法士とチームを組んで治療に当たることが多く、病院や特別養護老人ホームや重症心身障害児施設、デイサービスセンター、肢体不自由児施設、身体障害者療護施設など多くの医療・福祉施設でリハビリテーションの専門家として重要な役割を担うことになります。 活動分野は、病院、リハビリテーションセンター、肢体不自由児施設、精神神経科病院などの医療分野から 介護老人保健施設、障害者福祉センター、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、授産施設等の福祉分野、 さらには地域保健・医療、在宅生活支援分野などへも活動範囲が拡大しています。 また、最近では音楽療法士や園芸療法士などの民間資格が誕生するほど、作業療法士関連の社会的ニーズは上昇しています。 【試験の概要】 ◆受験資格 制限あり ◆試験時期 申込み:12月~1月 試験日:2月下旬 ◆試験形式 筆記試験(一般問題及び実地問題)で構成されています。実技試験はありません。 ・午前(専門問題) ・出題数100問 ・ 形式 五肢択一/五肢択二 ・試験時間2時間40分 専門分野(作業療法(NO.1~NO.50) + 専門基礎分野(NO.51~NO.100) ・午後(共通問題) 午前と同じ ・口述試験及び実技試験 点字試験受験者は、実地問題は行なわれず、、実地問題に代えて行われます。 ◆試験科目 筆記試験 ・一般問題 解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法 ・実地問題 運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法 ◆その他の情報 ・資格試験の合格率は80%以上と高く、難易度も高くなく、キチット勉強すれば難しくはありません。ただ受験資格となっている養成施設への入学は競争率も高く容易とはいえません。 ・「専門職に強い大学ランキング」の結果から 作業療法士や理学療法士などのリハビリテーション(機能回復訓練)職の国家試験に強いのは、国際医療福祉大学でした。栃木県にある保健医療学部がいずれにも首位になりました。また、いずれかの上位10大学・学部に入っているのが、神奈川県の小田原保健医療学部と福岡リハビリテーション学部でした。 ・この資格のポイント:これからの高齢化社会にはなくてはならない資格。需要、存在感共に高まると思われます。 ※多くの人とふれあうことができ、幼児期から高齢期まで、あらゆる年齢層のいろいろな障害者にとっての心強い味方です。 【作業療法士 受験対策】
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